宗流がお届けする小さな豆知識。
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シルク生地と考えれば…

こんにちは。
京都はいよいよ秋も佳境に入ってきました。

気候のいいこの季節、ますますお着物でのお出かけが似合うように、
休日の京都の街中には、年齢に関係なく
和服姿の女性が多く見受けられます。
京都の街は、寺院などの観光地だけでなく
市内の街中にも和服が映えるのが不思議。
みなさんとても素敵にそぞろ歩きを楽しんでいらっしゃいます。


さて、本日は帯揚げのお話です。
帯揚げとはご存知のように、帯のお太鼓の形を保つのに
帯枕にかけて使用するものです。

この帯揚げ、着物が着物として定着したころから
当然使われていたものと思われるかもしれませんが、
本格的に現在の形になったのは明治の終りで
それ以前は帯揚げの「みみ」はなく、手近な布を使うか、
もしくは帯枕を使用しない半幅帯、結び方も角出しのような
ものだったと言われています。

帯締めとともに使われ始めるようになったのは
江戸時代後期、亀戸天神の橋が架かった頃。
その模様を見物した遊女たちが、橋の形を模して
帯をお太鼓に結び始めたからだと言われています。

そんな歴史をもつ帯揚げ。
友禅や絞り、刺繍など現在では加工も素材も様々なものが使用され
お洒落の幅も昔に比べたらかなり広くなっているのではないでしょうか。


ですが、そんな着物のためのお洒落用小物も、少し視点を変えて
日常のお洋服にも利用してみませんか?
大抵の帯揚げは幅約30cm・長さ約170cmほどあり、
素材も化繊から正絹までたくさん揃っています。
大きさからいえば、シルクの長いショールやスカーフとして
首周りを飾るのに適度なものではないでしょうか?


印象的な柄行きの帯揚げでも、帯枕にかけて帯の下に隠れてしまうのは
とてももったいない事です。もちろん使い方がそうなので仕方ないのですが
せっかくのきれいな柄、たまには表でアピールしてみるのもいいかもしれません。

また逆に考えると、珍しい素材の生地を見つけたらそれを帯揚げに使うのも
面白いかもしれません。
お茶席や披露宴など、着装方法に制約がある場合を除いては
ご自身のセンスやお好みでもっとお着物を愉しむことは
何も悪いことではなく、和装関係の人間からみれば
さらにお着物に対しての「好き」が深まる事でもあり
大歓迎したいことに思えます。




和装小物  宗流 
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by sou-ryu_mame | 2008-10-30 10:20 | 帯揚げについて

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