宗流がお届けする小さな豆知識。
by sou-ryu_mame
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めでたき哉

こんばんは。
本日の京都はあまりすっきりとしないお天気でした。
私も一日細かな雑用が多くて、どうもすっきりしません。
細かい雑用こそ大事に…とは思うのですが
ついつい後回しにして溜めてしまいます。
要領が悪いのでしょうか…(泣)


さて、本日は昨日に引き続き「文様」のお話です。
この文様シリーズは、あまりに奥が深すぎて
一度や二度のお話ではなかなか終わりそうにありません。
ですので、宜しくお付き合い下さいね。


文様といえば、真っ先に思いつくものの中に
「吉祥文様」があるという方も多いかもしれません。

何しろ、生活の中でお祝い事というのはとても多いです。
出産・入学・卒業・結婚・長寿…
人の軌跡のそれぞれに、お祝があると言っても
過言ではないかもしれませんね。


古くより、人は物に対しての連想や、
何かの願い・祈り、物の状況などを「文様」という図柄に託してきました。
そして、その中で人の気持ちが最も込められた文様が
「吉祥文様」ではないかと私は思っています。


「鶴亀」千年・万年の長寿を願って。
「おしどり」夫婦仲の良い所から、婚礼の衣装などに。
「宝尽くし」様々な宝物を表す事から、富の象徴。
「貝合わせ」他の貝同士では合わないことから夫婦の契りを示す。
「熨斗(のし)」古くより祝儀の進物に使われた。

他にも、松竹梅・四君子などなど…数え上げるときりがありません。

またこのおめでたいモチーフを吉祥文様とするのは
何も日本だけの事ではありません。
外国でもおめでたい文様というものは存在します。
例えばお隣の国、中国ですと…

日本では「雲取り」など、柄と柄をつなぎ、空間のバランスを取るための
イメージの強い「雲」は、形がキノコの霊芝(れいし)に似ていることから
霊芝雲と呼ばれ、不老を象徴する文様ですし、
忌み嫌われる事の多い「こうもり」も漢字で書いた「蝙蝠」が
幸福と同じ読みをするという事から吉祥の象徴とされています。

可愛らしい姿形から日本でも柄のモチーフに使われる事の多い
「金魚」や「レンゲ」も、中国では吉祥文様とされています。
また、日本でもなじみ深い「葡萄唐草」は中国だけでなく古代ヨーロッパでも
豊穣や発展を意味する文様として、建築のレリーフにも使われてきました。


そう思うと…
お国や人種の違いがあったとしても、古くから人は
「おめでたい事」に対しての願いがことさら深かったのでしょうか。
そして、その思いの強さが多くの吉祥文様を生み出したのかもしれません。


ただ、私が一つ謎に思っているのは…
繁栄の象徴である「唐草」の文様が
なぜイラストやマンガの泥棒の風呂敷に使われたのか今以て謎です。
繁栄を願うとは思えないですしね…。
ご存知の方がいらっしゃったらお教え下さい。


宗流


昨日の割付文様や、本日の吉祥文様のいくつかが
こちらにも出ています。宣伝を兼ねて…なんてね。

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by sou-ryu_mame | 2008-12-17 19:36 | 文様について

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