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「こもの屋の小さなこもの展」 カタログVOL10

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こんにちは。
本日の京都は、部屋の中から表を見る分には
いいお天気で気持のいい日だったのですが、
気温は雪がちらついていた昨日に比べ
体感的には今日の方が寒く感じます。
まさに「京の底冷え」です。


本日の「こもの屋の小さなこもの展」 カタログは
flo-210420-3のつまみ細工の帯留です。
薄い羽二重の生地に着色をして、乱菊の形につまみ細工が
ほどこしてあります。
大きさは直径約4.5cm・高さ約1.6cmとなります。
(金具の高さを含みます)


さて、今日は「つまみ細工」のお話です。
つまみ細工は正方形に小さく切った布をつまんで折り畳み、
台の上に貼り付けて、図柄を表すものです。
感覚としては先日のカメオのように、立体感のある「布でできたレリーフ」
といえるのかもせれません。

小さな女の子の七五三の髪飾りや、女性の髪飾り、
また昨今の和雑貨ブームで日常の髪飾りなどにも
軽めのつまみ細工が用いられることは多いのですが
一般的に男女の差なく目にされる機械が多いのは
「羽子板飾り」でしょうか。
これもつまみ細工の仲間で、
様々なパターンのつまみ細工を駆使し
絵のように仕上げられた「飾り絵」とよばれるものの一つです。


この「つまみ細工」ですが、
最近は色々なプリント生地を使って作られる事が多いため、
結構最近になって生まれたものかと思っていましたが、
調べてみると江戸中期の頃、京都で考案され
江戸中期頃には宮中の女官や大名の奥女中などが、
着物のはぎれを利用して、つまみ細工の薬玉(くすだま)を作ったり、
趣味としてつまみ細工を作っていたようです。


江戸後期になると、庶民の間にも徐々に広がり、櫛やかんざし
などが若い女性の髪飾りとして流行しました。
その後、明治初期には応用範囲はさらに広がり、羽子板や小箱、
うちわ、鏡などにもつまみ細工が施されるようになったそうです。

今でこそ、このつまみ細工用に生地を染めたり
それ用に好みの生地を購入して作る事が多いのでしょうが、
元々は着物のはぎれを利用して作られていたという事は、
一部の裕福な家のはぎれは別にして、
多くの家のものはもっと地味だったのかもしれませんね。
素朴な飾り物ではあるものの、きっと当時の女性たちは
身の回りの品々を可愛らしく飾ることに
満足を覚えていたのでしょうね。



宗流


※ただいまHPにて
「こもの屋の小さなこもの展」開催中です。
3/1まで開催しておりますので、どうぞご覧下さいませ。

和装小物 宗流
http://www.sou-ryu.jp
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by sou-ryu_mame | 2009-02-18 17:14 | 帯留について

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