宗流がお届けする小さな豆知識。
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原点回帰(?)  繭について1

こんにちは。
今日の京都は午前中は少し雨も残りましたが
午後からは回復模様です。
明日はすっきりと晴れますように。


さて、本日は「こもの屋の小さなこもの展」も
ほぼご紹介できましたので、こちらはしばしお休み。
本来の和装関連のお話に戻りたいと思います。

今回はその復帰(?)第一回目、和装関連の基本中の基本
「絹について」その中でも「繭」についてお話したいと思います。


実際に和装関係に携わる方でなくても、
女性の方でしたら、化粧品などのお店に行かれた際
本物の「繭」を目にされた機会があるのではないでしょうか?

コスメ関係?和装と関係ないんじゃないの?
とお思いになられるかもしれませんが、
実はこれが案外関係あるんです。

あの繭玉なのですが、あれをコスメ関係に使用するように
なった所以が、大きく2点ほどあるそうです。
その1つがあの繭を作っている糸の細さです。

絹糸のもとである生糸、その原料は繭を作っている糸です。
その繭一ヶの糸の太さは約3デニールと言われています。
このデニールとは、糸の太さの単位で450mの長さで
0.05gを1デニールと言い、これを換算してみると、
450mで0.15gということになります。
450mもの一本の糸が1gにも全く満たないのですから、
大変な細さです。市販の洗顔ブラシに使われる
植物繊維・動物毛・化学繊維に比べても
かなり細いのではないでしょうか。


そして2つ目が、繭の糸の構成分子です。
繭の糸は大きく分けて二つの物質から成り立っています。
まずは絹糸(生糸)のもととなる「フィブロイン」
そして、そのフィブロインの周りを囲む「セリシン」という物質です。
この「セリシン」という物質は、生糸を作る段階では
不要なものとして除去されるのですが
コスメ用品としての繭には不可欠なものとされています。
この「セリシン」は人の肌の角質層をなすアミノ酸と
良く似た性質をもっているそうです。

また次回以降にもお話しますが、このセリシンの性質として
通常ではかたい膠状のものなのですが
約40℃程度のぬるま湯の中では柔らかく変化します。
その細い繊維とアミノ酸に似た成分は、
お肌に直接ふれたとしても悪い訳はありません。
コスメ用品として活用されるのも分かる気がします。

またこの「繭玉」をお見かけになられた際は
一度お試しになられてみてはいかがでしょうか?


さくっと「繭」の構成について触れてみましたが
まだまだほんの序の口です。
糸になるまではまだまだです。
この続きはまた次回に…。


宗流


和装小物 宗流
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by sou-ryu_mame | 2009-02-23 17:19 | 絹について

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