宗流がお届けする小さな豆知識。
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癒しの色


こんばんは。
本日の京都は暖かかった昨日に引き続き
表で少し動くと暑く感じるほどの陽気でした。
暖かいのは非常に嬉しいことなのですが…
あまり気持ちのよい気候は、眠気を誘うのが難点です。
…私の気の緩み具合が多分に影響してるのでしょうが。


さて、本日は「色のお話」の第四回目。
今日は「緑色」についてのお話です。

「緑色」といえば、まず真っ先に思いつくものとして
木々や草花の葉っぱの色かもしれません。
ガーデニングなどお好きな方には、最も身近な色の一つでしょうね。

私たちに比較的身近なこの「緑色」
これほど緑が身近にあると、この緑の葉を利用して
染色を行うのも簡単だと思われる方も多いかと思います。
ですが、現在のところ自然界では単体のものを用いて
緑色を染め上げるのは、とても困難なことなのです。

実は、緑色の葉に含まれる色素は、煮出したりして生地に染める
まではきれいな緑色が発色するのですが、持続性に欠け、
せっかくきれいに染まっていてもすぐに色あせてしまいます。
そのため、天然染料を用いる染色の場合、
青系の色と黄色系の色を重ね染めして、緑色を染めます。
これには先日登場しました藍などの青色と
刈安(かりやす)やウコンなどの黄色が用いられます。
これほど多くの緑が生活の中に存在しているせいか、
ちょっと残念な気さえしてきます。

緑色にも、大変多くのバリエーションがあります。
黄がかったものや、青みのあるもの等、自然界の中で
木々の緑が季節によって色を変える様や
植物の葉もその品種によって様々な色や形があるのと同じです。

ほんの一部をご紹介すると…
・緑みのさえた黄緑「萌黄色」 ・黄みの深い黄緑「苔色」
・青みのさえた緑「青竹色」 ・薄い青緑「水浅黄色」…等です。

日本に四季があるように、自然にも四季がある。
そして、四季を彩る木々の緑色も、その四季によって色を変える。
そうした様子が緑色だけに限らず、
様々な色を作り出す原点なのかもしれませんね。


ところで、この「緑色」
実は「食」の世界では、その色が濃く青みがかかるほど
食欲を減退させる色としても知られています。
また、ダイエットをされていらっしゃる方には
食器やスプーンなどのカトラリーグッズを青緑にすると
食欲が抑えられるそうです。

けれど、きれいに盛り付けられたお料理に、
ほんの少しグリーンが添えてあると、美味しそうに見えますよね。
これはどういう事かと申しますと、
人間は色彩を感知し、その色の与えるイメージによって
行動や受ける印象が変わってくるのですが、
緑色に関しては「黄緑色」に近付く事により、食欲が増すのだそうです。
根拠としてのお話は解りませんが、確かに青々とした樹木の葉の緑より
柔らかそうな黄緑色のレタスの方が美味しそうに感じます…。


そして、これは余談なのですが
英語では「嫉妬」の事を「Green-eyed-monster」(緑の目の怪物)
と、呼ぶそうです。
確かに怖いのですが、なぜ緑なんでしょうね?

緑を見て癒される事は多いのですが
目が緑になってしまうのは…いただけません。



宗流


和装小物 宗流
http://www.sou-ryu.jp
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by sou-ryu_mame | 2009-03-18 18:32 | 色について

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