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きもの検定 全国の染織品 東海地方(静岡・愛知・岐阜・三重)





こんにちは。
お盆も終わり、八月の余すところあと数日。
みなさまの今年の夏はいかがでしたか?


宗流はこのところばたばたしていたのですが、
ふとカレンダーを見てがっくし…
気付くと試験まであと一ヶ月半!!!
今日は楽しい週末~♪ 何て言ってる場合ではありません。
と、いう訳で今日からまた気を入れてお勉強です^^



それではさくさくっとまいりましょう!
本日は一気にご紹介させて頂きます^^(←予定)
まずは東海地方。
この地域はいまもニット製品や繊維関係の会社の多い地域ですね。
どんな染織品があるでしょうか~。




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21:静岡県  注染ゆかた(ちゅうせんゆかた)
         遠州木綿(えんしゅうもめん)




注染ゆかたは東京・大阪・静岡で染められている、
主にゆかたや手ぬぐいなどに使われる染織法です。
こちらは以前東京都の項でご紹介いたしましたので、
詳しくは→こちらの東京をご覧下さい。 




遠州木綿は静岡県浜松市を中心に織られている綿織物で、
遠州織物・遠州綿紬とも呼ばれています。
この地方では平安時代から絹織物が盛んでしたが、
安土桃山時代に入ると、綿の栽培が始まり綿織物の遠州木綿が
生まれたと言われています。
この綿の集散地として発展したのが笠井という地域で、
遠州や三河で織られた織物は「笠井縞」と当時は呼ばれており
それがやがて遠州縞となったそうです。






22:愛知県  有松・鳴海絞(ありまつ・なるみしぼり)
         愛知友禅(あいちゆうぜん)



有松・鳴海絞は愛知県有松市と鳴海地区で生産される絞り染めです。
発祥は有松でお土産物として売られていた木綿手拭いに豆絞りを施した
ものと言われていますが、現在は木綿だけでなく絹にも加工がされています。
その技法はとても種類が豊富で、約百数十種に上ると言われています。
代表的な三浦絞りや鹿の子絞りを始め、巻き上げ絞り・蜘蛛絞り・手筋絞りなど
様々な種類がありますが、これらは一人の職人が全て行うものではなく、
それぞれの手法に専門の職人を置く完全分業制だそうです。
また絞り加工以外でも下絵や型紙を彫る職人においてもそれは同じで
それぞれの工程を各職人が分業で行っています。



愛知友禅は愛知県名古屋市を中心に生産されている友禅染です。
京都や東京の友禅と同じく、手描き友禅・型染め友禅の二種類がありますが
どちらも他の地域の友禅染には見られない、色数を控えた
独特の渋さが特徴で、伝統工芸品にも指定されています。








23:岐阜県  岐阜縮緬(ぎふちりめん)
         郡上紬(ぐじょうつむぎ)
※美濃和紙(みのわし)




岐阜県岐阜市西部鏡町地区を中心にした地方では、江戸時代より
絹織物(縮緬)が盛んに行われていました。
しかし、昭和に入り衣服の洋装化が進む中で次第に和装の織物から
アパレルの服地・インテリア関係の織物が発展して行きました。



郡上紬は岐阜県郡上市八幡町で織られる絹織物です。
本来郡上には野生の蚕糸を植物染めして織った「郡上織」があったのですが
これをもとに宗広力三氏が織り始めて広まったのが郡上紬です。
郡上紬は糸に野蚕の一種、エリ蚕糸を用い、手紡ぎ、草木染め、手織りで
織りあげるのが特徴です。



※直接染織品を生産するものではありませんが、
岐阜県の美濃和紙は、型染めを行う際の型紙にはなくてはならない素材です。
美濃和紙は特に丈夫で、三重県で生産される型染めに使われる伊勢型紙は、
美濃和紙を三枚重ねにし濃度の高い柿渋で張り合わされて作られます。







24:三重県  松阪木綿(まつざかもめん)
         伊勢木綿(いせもめん)
         伊勢型紙(いせかたがみ)




松阪木綿は三重県松坂市で織られている綿織物です。
伊勢平野では古くから木綿の栽培が盛んでしたが、
その特徴でもある縦縞のルーツは、意外にもベトナムにあります。
当時安南と呼ばれていたベトナムには「柳条布」という布が織られており
それを松阪へと持ち帰った商人が日本風にアレンジを施して
松阪木綿の起源となったそうです。



伊勢木綿は伊勢平野近辺で織られている木綿織物の総称です。
織られる地域・種類により桑名縞、白子木綿、富田木綿など様々な
呼ばれ方も存在しています。
この伊勢木綿の特徴として、撚りや引きそろえをしない単糸を使用する
という点です。これによって織られた織物は肌触りが柔らかく、
保温性や通気性に富んだものが出来上がるのです。



伊勢型紙は白子地区(三重県鈴鹿市)で生産される型染めのための型紙を指します。
この伊勢型紙が最も栄えたのは江戸時代で、天和3年(1683)に奢侈禁止令が
出され、贅沢が禁止される中、単色で染められる清楚な型染による小紋の流行に
つながりました。それは武家社会でも見られ、各藩の大名たちはそれぞれの藩に
定めた小紋柄を用い、武士たちの裃などに染めさせる一方、一般の使用を禁じました。
この特定の柄を「定め紋」「定め小紋」と呼びます。


        



はぁ~ようやく東海地方終わりです。
次はいよいよ宗流の本拠地、近畿地方です!
とはいえ、得意な分野は何もないんですけどね…^^;




宗流
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by sou-ryu_mame | 2010-08-28 12:03 | きもの検定について

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