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by sou-ryu_mame
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きもの検定 全国の染織品 中国・四国地方(鳥取・島根・岡山・広島・山口・香川・徳島・高知・愛媛)




こんばんは。
今日も京都は暑い一日でしたが、
みなさんのお住まいの地域はいかがでしたか?
良い週末をお過ごしだったでしょうか^^


宗流は今日、きもの検定の一級受験講座に出かけてました。
はからずも昨年もこの講座を受講したのですが、
相変わらず初めて耳にする言葉の多い事…。
あと二回染織品シリーズは続きますが、
これが終わると受講内容を基にしたお話もさせて頂きますので
ご都合がつかれなかった方などご覧頂けましたら嬉しく思います。

ちょうど先日滋賀県の近江上布のご紹介をさせて頂いた際、
「生平(きびら)」のお話に少し触れたのですが、
今日の講座でもこのお話があって、とてもタイムリーな気がしました^^
そうそう伊勢型紙のお話もありましたよ。
一体どこをお勉強したらいいか、私も全く見当がつかないのですが
継続は力なり!!(かなりさぼりがちですが^^;)
あと一ヶ月半、頑張らなくちゃ~^^v



さて。
本日は欲張って、中国・四国地方の染織品のご紹介です。
少し範囲が広いのですが、時間も押し迫っていますので
どうぞよろしくお付き合い下さいね^^




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31:鳥取県   弓浜絣(ゆみはまがすり)
          倉吉絣(くらよしがすり)






弓浜絣は鳥取県米子市・境港市・西伯郡淀江町などで織られている綿紬の絵絣で
別名浜絣とも呼ばれています。
この地方は木綿栽培が盛んで、江戸時代小室新兵衛という人物が岡山から木綿の
種子を持ちかえったのが始まりと言われています。
弓浜絣は緯糸だけで模様を表す緯糸絣ですが、一番の特徴は絣糸の技法にあります。
これは手紡ぎの綿糸を張った台に絣模様の型紙を置き、墨を含ませた筆で模様を
糸に写し取ります。これを種糸といい、この糸の印をもとに糸括りが行われます。




倉吉絣は、鳥取県倉吉市を中心に織られる木綿の紺絣です。
明治初期と比較的歴史が新しいのですが、鳥取の弓浜絣・倉吉絣、
島根の広瀬絣は山陰の三大絵絣とも呼ばれています。
織られ始めた頃は経糸絣や縞絣でしたが、明治半ばごろから複雑な
経緯絣が織られるようになりました。模様はサヤ型や亀甲繋ぎ、
青海波など伝統的な絵絣が用いられています。また太い番手の
糸を用いて厚手の生地に織り上がるため、とても丈夫な織物です。





32:島根県   広瀬絣(ひろがかすり)
          安来織(やすぎおり)
          出雲織(いずもおり)




広瀬絣は島根県能義郡広瀬町、安来市などで織られる絵絣で、
広瀬の大柄、久留米の小柄と呼ばれるように、大きな絣柄に特徴があります。
幾何学と絵絣が一幅に織られたものが多い藍絣で、起源は江戸時代、
長岡貞子という女性が弓浜絣の技法を会得して織られ始めたそうです。
また、山陰の三大絣の中で、広瀬絣だけが種糸を使用せず、緯糸に直接
型紙から墨付けが行われます。
島根県の無形文化財にも指定されています。




安来織は、島根県安来市で織られている絵絣です。
この織物も種糸を使用し、手括りの後正藍で染め、手織りされます。
江戸時代から始まった安来織りは、昭和七年の産業美術民芸品店に入選
したことから、広くその名が知られるようになりました。



出雲織は島根県安来市を中心に織られている織物で、弓浜絣や広瀬絣など
の絣織物から発展したと言われています。
藍染めのシンプルな柄つけが特徴で、その技法は江戸時代頃に確立したと
言われています。






33:岡山県



すみません、岡山の染織品を調べてみたのですが不明でした。
しかし、岡山県では帆布が盛んに織られています。
またその技術をもとに、日本で最初の国産ジーンズが生まれた地としても
有名です。






34:広島県   備後絣(びんごがすり)




備後絣は広島県福山市周辺で織られる木綿絣で、江戸時代後期から
織られている藍染めの絣織物です。
備後絣は絣糸作りに特徴があり、富田久三郎という人物が竹の皮を
巻いて防染した手括りの絣糸の製法を開発し、井桁絣を織り出した
のが始まりと言われています。
備後絣は「有地絣」「唐糸絣」「文久絣」など様々な名称で呼ばれた
経緯がありますが、備後絣と落ち着いたのは明治初期と言われています。





35:山口県   柳井縞(やないじま)




柳井縞は山口県柳井地方で織られる木綿の藍縞織物です。
江戸時代初期、白生地を生産していたのが後に絣生産に転じたと言われ
この柳井縞の特徴として、二本の単糸を撚り合わせた諸糸、双子糸を
経緯糸ともに使用したものが多いそうです。
明治時代に入ってから高機を導入し、生産も盛んとなりましたが
その後一時途絶えたものの、昭和50年代に復興しました。







36:香川県   保多織(ほたおり)




保多織は、香川県高松市で織られる絹織物で、高松藩主松平頼重公の
名を受けた京都の織物師、北川伊兵衛常吉が創案した独特の組織を持つ織物で、
縦糸の操作で横糸を浮き上がらせる独特の織り方で、一般的な平織に比べると
凹凸があり、サラッとした肌触りと吸湿性にすぐれています。
また保多織という名は、丈夫なことから、「多年を保つ」の意味でつけられたと
いわれています。







37:徳島県   阿波しじら織(あわしじらおり)
          阿波藍染(あわあいぞめ)





阿波しじら織は徳島県で生産される、阿波産の藍などで糸を染めた
先染めの綿縮です。
このしじらとは布の表面にできる凹凸の事で、海部ハナが創案したと
言われています。起源には諸説あるのですが、江戸末期に木綿織の
筬一羽に糸二筋のところを三筋にして織り、熱湯をかけて天日干し
にしたところ布に自然の縮が表れたとも言われます。




阿波藍染は、徳島県で生産される藍を使って染められるものです。
藍染めに使われる藍は蓼藍で、これは全国で栽培がされているものの
徳島県産が質・量ともに優れていたため、全国的に「阿波藍」として
有名になりました。徳島では室町時代には藍が生産されていましたが
蜂須賀家政が城主の江戸時代に本格化されました。







38:高知県   土佐綿紬(とさめんつむぎ)




土佐綿紬は高知県香美郡香我美町周辺で織られる織物です。
土佐藩の奨励により、この地域は文化年間の頃から綿花の栽培が盛んで
土佐綿紬はかつて別名、赤岡縞・岸本縞とも呼ばれていました。






39;愛媛県   伊予絣(いよがすり)




伊予絣は愛媛県松山市を中心に織られる木綿絣で、この地方は
久留米・備後と並ぶ日本三大絣の産地です。
伊予絣は江戸時代頃から織られていましたが、当初は自家用の
綿織物で柄も縞や格子が主流でした。そんな中、鍵谷カナという女性が
絣模様の柄織物を織り上げたのが始まりだと言われています。
現在は多彩な色絣を織りだす機械織りの他、天然藍を使い高機で
織られた伊予絣が生産されています。






ふぅ~ようやく中国・四国まで終了しました^^;
残すは九州・沖縄です。
ですが宗流、沖縄地方の染織品は苦手です…。
でも、たくさんの染織品が今も残るというのは、
それだけよいものが継承されているって事ですものね。
頑張るぞ~!!




宗流
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by sou-ryu_mame | 2010-08-29 23:23 | きもの検定について

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