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きもの検定 全国の染織品 九州地方(福岡・大分・宮崎・熊本・鹿児島・佐賀・長崎)





こんばんは。
もう言い慣れてしまった感はあるのですが…
本日も京都は暑い一日でした^^;
でも、そうこう言っているうちに八月も余すところあと数日。
日中は暑い~!と言いながらも朝夕は少し気温が下がって
きたように感じます。


さて。本日の前置きはこの辺りで、今日はさくっとまいります!
全国の染織品のご紹介も、残すところ九州・沖縄地方だけとなりました。
一度で両地方ともご紹介しようかと思っておりましたが、
九州は大島紬や久留米絣など、重要無形文化財クラスの有名な織物の産地。
特に大島紬に関しては特筆すべき点が多いため、
沖縄の数ある染織品と同時にご紹介するのはちと無謀という事で、
今回は九州のみにさせて頂きます。
それでは本日もよろしくお付き合い下さいね^^




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40:福岡県   久留米絣(くるめがすり)
           博多織(はかたおり)





久留米絣は福岡県久留米市、八女市、筑後市、大川市などで生産される
藍染めの木綿絣です。
この久留米絣は、江戸時代後期に当時12歳だった井上伝という少女が
藍染めの古い木綿の切れ端の色のかすれた部分に興味を抱き、それを
解いてその仕組みを理解し、霰や霜降りといった絣模様を考案した
事から始まったと言われています。
久留米絣は経糸・緯糸ともに絣糸を使用して織られ、その独特の藍色は
阿波産の藍の蒅(すくも)を甕で発酵させて藍建てして染められます。
また重要無形文化財に指定されており、その指定条件として、
1.手くびりによる絣糸を使用する事 
2.純正の天然藍で染める事
3.投げ杼の手織り織機で織る事 が挙げられます。




博多織は福岡県福岡市を中心に織られる絹織物で、主に帯地に使用されます。
この博多織は「博多献上」とも呼ばれ、江渡時代の福岡藩主黒田長政が幕府に
博多織を献上した事に端を発します。
博多織は細い経糸を密にし、太い緯糸を強く打ちこんであるため、
表からは経糸が見えず太い緯糸が横畝を表しています。
またしっかりと打ちこまれた生地は、帯地にして締める際に絹鳴りの音がし、
緩まずに締められる特徴があります。またその独特の模様にも特徴が見られ
経糸で織り出された模様には、独鈷(とっこ・密教で用いられる杵型の仏具)や
花皿(はなざら・仏の供養で花をまく時に使う皿)の連続模様です。
福岡県の伝統的工芸品にも指定されています。





41:大分県


スミマセン。調べてみましたが、大分県の染織品については不明でした。





42:宮崎県   本場大島紬(ほんばおおしまつむぎ)
           綾の手紬(あやのてつむぎ)




本場大島紬は宮崎県都城市で織られている平織の絹織物で、宮崎県だけでなく
鹿児島県でも織られています。
名称が「紬」となっているものの糸には絹糸を用いますが、江戸時代までは
真綿から手紡ぎされた紬糸を地機で織り上げていました。それが明治に入って
から高機を使用し、絣括りに締機が考案された後は絹糸を使用するように
なりました。
この大島紬の特徴は、泥染めと締機にあります。車輪梅(テーチ木)を煮出した
液で糸を染め、それを鉄分の多い泥に何度も揉みこんで浸しながら染められます。
鉄で媒染された糸はとても艶やかで、黒以外に茶や藍色も染められています。
また絣の柄を織り出す糸は、木綿の経糸を張った機に絹糸を通し、固く締め織り
ながら絣莚(かすりむしろ)を織り上げます。この絣莚を染めると、木綿糸が
絹糸を強く締め付けているため、その部分が防染されます。この絹糸を高機に
かけ、少しずつ絣模様を織り出しては針で柄あわせをする作業を繰り返し、長い
時間をかけて織られてゆきます。
また大島には泥染めの「泥大島」や藍染めを加えた「藍大島」、植物染料のみで
染められた「草木染め大島」、化学染料による「色大島」、白地の「白大島」
夏物に使われる「夏大島」と種類も豊富です。




綾の手紬は、宮崎県綾町で養蚕から織りまで産地一貫で仕上げる織物です。
日本古来の染織にこだわりを持ち、独特の味わいを持つこの織物は、
糸に日本の原種蚕の「小石丸」「天然灰汁建発酵技法による藍染」、古代から
続く染織法「大和貝紫染め」、糸を浮かせて模様を織りだす「花織」など、
伝統の技法が数多く使われており、近年綾町の無形文化財に指定されました。




43:熊本県     



重ねがさねスミマセン。熊本県も染織品については不明です。






44:鹿児島県   本場大島紬・本場奄美大島紬
           (ほんばおおしまつむぎ・ほんばあまみおおしまつむぎ)

             薩摩絣(さつまがすり)



本場大島紬は宮崎県都城市と鹿児島県鹿児島市周辺で織られている織物です。
産地は二県にまたがっていますが、技法や製品は同じものです。

本場奄美大島紬は、鹿児島県奄美大島で生産される絹織物です。
この本場奄美大島紬は、
1.絹100%である事
2.先染め手織りである事、
3.平織りである事
4.締機(しめばた)によるもので、手作業により経緯絣及び緯絣を加工 したものである事
5.手機で絣合わせをして織上げられたものである事
以上が条件とされています。
この大島紬の絣柄の密度を表す単位に「マルキ」というものが使われており、
経絣糸80本を1マルキとし、その1/10、つまり経絣糸を8本を1手(いちて)といい
5マルキ・7マルキ・9マルキ・12マルキといった呼ばれ方をしています。
また鹿児島県で織られている白大島は、陶芸に使われる鹿児島特産の白土(カオリン)
を水に溶かし、不純物などを沈殿させたアルミ溶液で糸を染めます。
これにより糸は白く柔軟性を持つようになると言われています。




薩摩絣は本来は琉球で織られた木綿の絣織物ですが、江戸時代に薩摩藩が
琉球王国を侵略し、租税として薩摩藩へと納められた織物を薩摩から全国
の市場へ出したため、この名称がついたといわれています。
藍地の木綿に白い絣を織り出した紺薩摩、白地に藍の絣を織り出した白薩摩があり
どちらの藍染めも琉球の藍・山藍を使用しています。
西郷隆盛も愛用していたと言われ、当時は井桁やとんぼの大柄の絣模様でしたが
現在は大島紬のような細かな絣柄が織られています。






45:佐賀県   佐賀錦(さがにしき)



佐賀錦は江戸中期、肥前(佐賀県)鹿島(かしま)藩主9代鍋島直
(なべしまなおすね)夫人が、家臣とともに考案創始した手織物の一種と言われています。
当時は鹿島錦と称され、鍋島家御殿女中の手によって伝承されたそうです。
佐賀錦は金、銀、漆を貼った特製の和紙を細く裁断したものを経糸とし、
絹の撚糸を染色したものを緯糸として丹念に織り上げられたもので、
紋様は伝統的な網代(あじろ)、紗綾(さや)型、菱等、多種多様なものがあります。






46:長崎県



スミマセン。長崎県も染織品については不明です。







次はいよいよ文化財の宝庫、沖縄県の染織品のご紹介です!
そして宗流の一番苦手とする分野。
ちゃんと復習しなければなりません^^;




宗流
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by sou-ryu_mame | 2010-08-31 00:59 | きもの検定について

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