宗流がお届けする小さな豆知識。
by sou-ryu_mame
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きもの検定 織り組織について



こんばんは。
つい週末に京都は39.9℃という、九月では異常な
暑さを記録したと思ったら、週明けからはどうも
空模様が怪しくなってきました。
台風で雨風が強くなってきた地方もあるようですね。
みなさまのお住まいの地域は大丈夫でしょうか?
全国的に大きな被害が出ませんように…。


さて、昨日はお休みしてしまいましたが
本日もお勉強にまいりましょう!
今回は「織り」についてのお話です。
よろしくお付き合いくださいね^^



糸が生地となる「織物」は、縦に並ぶ「経糸(たていと)」と、
その経糸に交差する「緯糸(よこいと)」から構成されています。
この経糸と緯糸の組み合わせにより、生地には様々な織り模様が表れます。
その中でも平織・綾織・繻子織という織り方は、織物の基本となるもので
「三原組織」とよばれています。

以下に簡単な図で各織物の構成を表してみました。
黒色の線は経糸を、水色の線は緯糸で構成していますが
少し解り辛い点はご容赦下さいね^^;




●平織


c0163413_23304271.jpg



織物のもっとも基本的な組織です。
経緯が一本ずつ交互に組み合わされており、
織り上がった生地は表裏が同じ状態になります。
丈夫で多様な織物に利用され、一般的にかたく
平滑なものが織られます。
この平織を利用する生地には、羽二重・縮緬・
御召・紬・浴衣地などがあります。





●綾織(斜紋織)


c0163413_23311580.jpg



経糸または緯糸が浮き、織面に斜めに綾線が
走っている織物です。
別の名称で斜紋織ともよばれています。
平織に較べると柔らかで伸びやすく光沢があり
ますが、耐久性はやや劣ります。
この綾織は能装束に使われる唐織や、綿ネル・
デニムなどがあります。





●繻子織(朱子織)


c0163413_23314444.jpg



経糸・緯糸が五本以上から構成される織物です。
経・緯どちらかの糸の浮きが非常に少なく、経糸
または緯糸のみが表に表れているように見える
のが特徴で、平織や綾織りに比べると表面が滑らか
で光沢がありますが、強度は劣ります。
この繻子織には綸子や緞子などがあり、サテン
などもその一つです。






以上の三つが織の三原組織とよばれるものです。
それに捩り織という織り方を加えた四種類が織り組織の基本と
言われています。


※ 捩り織は隣接した経糸を互いに捩り合わせた織物で、
からみ織ともいいます。経糸が捩れる間を緯糸を通して織られるため
生地には隙間ができます。通気性の良い夏物の紗・絽・羅などに
この織り方が使われます。




…ところで、これらの生地を織る時に経糸を上げ下げして
緯糸を通す作業の事を綜絖(そうこう)といい、また織機に
備え付けられた装置そのものも同じ呼び方をします。
ですが、この綜絖と織機についてはまた次回のお話で詳しく
ご紹介してまいりたいと思います^^



宗流
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by sou-ryu_mame | 2010-09-07 23:33 | きもの検定について

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