宗流がお届けする小さな豆知識。
by sou-ryu_mame
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きもの検定 きものの仕立てについて3




こんばんは。
連休初日の京都は、日中はお出かけ日和のいいお天気だったのですが、
少し夏の名残りを思わせるような、暑い陽射しが降り注いでいました。
でも、空気はさらりとしていて、爽やかな初秋の気配を
感じる一日でした^^


さて。本日も宗流の苦手な「仕立て」のお話です^^;
仕立ての分野も奥が広いのですが、試験までもうあまり時間が
ありませんので、さらっとおさらいを済ませてしまいましょう!
あっ…けして苦手なので早く済ませたい訳ではありません。(←大汗)


本日はまず、前回の裁断の図から各パーツを裁ち、印つけをした
図からご覧頂きましょう。
今回も自作のビミョーな図ですが、前回に引き続き温かい目で
ご覧頂けますようお願いいたします^^;


c0163413_189110.jpg



図は衿部分を除いた本体部分の裁断図です。
図中に色を変えて、点や線が描いてありますが、これはその部分を
合わせるという意味でお考え下さい。

A:剣先
B:袖付け
C:繰越
D:身八つ口



印つけには「へら」という三味線のバチを小型にして、先を丸くしたような
器具を使い、針で縫う部分に印をつけます。
このへらづけには関西式・関東式があり、縫う前に全ての標をし終えておく
先べら(関西式)と、縫いながら次々にべらを当たって行く後べら(関東式)
があります。


ところで、きものにはこうした各パーツがあることをお伝えしておりますが、
この寸法を割り出すのも、仕立てでは大切な作業です。
次はその各寸法の基本的な割り出し方をご紹介いたします。


身丈:基本的には自分の身長が身丈になります。ただ、ふくよかな体格の場合は
   肩の厚みがありますので、数センチ多めに取ります。


袖丈:基準は身長の1/3程ですが、年齢により若い人はやや長めに、年配の人は
   やや短めに取ります。


身八つ口:13~15cmほどですが、ふくよかな体型の場合はやや多めに取ります。


裄丈:首の付け根から手首の出っ張った骨までの長さですが、身体の厚みによって
   考慮します。


袖幅:裄丈のおよそ1/2ですが、それよりやや広めに取ります。


前幅:前身頃の裾の幅ですが、体型により変わります。


後幅:後身頃の裾の幅ですが、体型により変わります。


衿下:褄幅ともいい、身長の1/2が基準になります。


衿肩あき:首の周りの約1/4が基準になります。


繰越:体型により変わりますが、ふくよかな体型の場合はやや多めに取ります。


袵幅:約15cmほどを基準に、ふくよかな体型の場合はやや多めに取ります。


合褄幅:体型により変わりますが、ふくよかな体型の場合はやや多めに取ります。



最近は既成のきもの、プレタきものも多く出回っており、
ワンピースを購入する感覚で気軽にきものを買うことができますが、
やはり既成のものはそのサイズに近い人全ての体型をカバーする事は難しいものです。
たとえば私自身だと、身丈や身幅はSサイズで大丈夫なのですが、
裄丈はMサイズに近いのです。また最近は羨ましいほどのモデル体型の方も多く、
身丈や裄丈はLサイズでも、身幅などはSサイズといった方もいらっしゃいます。
着付け方である程度それも解消できるのですが、でもやはり体型に合ったきものは
しわも寄らず、着姿も美しいものです。

ご自身の寸法を全て把握されていると、仕立ての際に細かな希望を伝える事ができますが
そうでなくても、ちゃんと仕立ての際に寸法を測り、体型に合わせて
仕立てをしてもらえますので、自分の身体にぴったりとそうきものができあがります。
やはりそれなりにお値段もかかりますが、自分の身に合ったものの
着心地の良さはとてもいいものです^^




宗流
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by sou-ryu_mame | 2010-09-18 18:11 | きもの検定について

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