宗流がお届けする小さな豆知識。
by sou-ryu_mame
プロフィールを見る
画像一覧

きもの検定 帯について1



こんばんは。
もう連休の二日目も終わりますね…早いなぁ。
でも明日もう一日お休みだと思うと、
何となく嬉しい気がする宗流です^^


さて。
結構長い間「きもの検定」のお勉強をしてまいりましたが
ふと気がつくと、「帯」の分野が全然できていませんでした。
帯…きもの一枚に帯三本、と言われるほど
きものの着まわしにとっては大事なアイテムですが、
これも仕事で扱う機会がきものより多くなかったせいか、
ちょっと不明な所が多かったりします^^;
この機会です、少ししっかりお勉強してみましょう!



まずは一番大きな帯の種類分けです。
洋服に夏服と冬服、そして合い服があるように、きものにも
夏物・袷・単衣と各季節によってそれぞれ着用するものがあります。
そして、それは帯にも言えます。
帯にも夏物・冬物があり、夏帯の主な素材としては絽や紗、
羅・紗紬・麻などが使われます。またそれ以外の季節でも、
素材としては礼装用の豪華なものから、紬などの織の帯、
塩瀬などの友禅帯などがあり、帯に描かれた柄によって
季節感やTPOを演出しているものが多くあります。



次に、帯の形状の種類分けと特徴を見てみましょう。



1:丸帯

女性用の豪華な帯で、広幅の生地を半分に折って仕立てるため、
表裏の模様が同じである特徴があります。
江戸時代半ば頃、女性の髪型(結髪)が大きくなってきたことにより、
その髪とのバランスをとるために、帯結びや帯幅が大きくなっていったといわれています。
長さは4m30cm以上あり、帯地には錦織・金欄・緞子などの厚めの生地が用いられ、
またこれらの生地は江戸時代に中国から運ばれてくる際、厚い木の板に巻かれた状態
であったため、これらの生地を厚板物(厚板生地)とよび、近年までその流れをくんで
丸帯自体を「厚板」とよんでいました。現在では使われる事が少なくなりましたが、
留袖や振袖に使用したり、花嫁衣装の帯に使われます。


2:袋帯

明治時代以降、丸帯に代わって考案されたのが袋帯です。
寸法は幅約31cm、長さ4m20cm以上あり、二重太鼓や変わり結びが結べます。
この袋帯は表地は唐織・錦織・綴れ織・緞子など厚地のさまざまな織物が使われ、
裏地は無地や地紋だけの生地が使われています。
振袖、留袖、訪問着などの礼装用のきものには金銀糸を使用した豪華なもの、
また小紋や附け下げ、紬などには洒落袋帯といった金銀糸を控えた落ち着いたもの
が使用されます。


3:名古屋帯

大正時代、女性の服装改良運動の中で名古屋女子大学の塚原春子によって考案された
帯が名古屋帯です。
この帯は仕立てる前の生地幅が九寸(約34cm)ある事から、九寸帯、九寸名古屋帯
ともいわれ、仕立てる前の長さが1丈2尺5寸(約4m73cm)ほどあり、そのうち
たれ先として3尺(約1m14cm)を折り返して芯を入れてお太鼓裏にし、残りを半幅に折り、
胴巻き分に仕立てます。これが一般的な名古屋仕立てで、他に手先を折らずに
開いたままの鏡仕立てや額縁仕立て、て先だけを半分に折って仕立てる松葉仕立て
などの仕立て方があります。金銀糸を使ったものは附け下げや色無地などの準礼装に、
それ以外は紬や小紋に合わせます。


4:袋名古屋帯

綴れ織や紬、博多織などの地厚の反物の状態の幅、八寸(約30cm)がそのまま帯の幅に
なる事から、八寸名古屋帯ともよばれます。名前は「袋」とついていますが、袋状という
意味ではなく、袋帯と名古屋帯の利点を兼ね備えたという意味合いを持ち、生地幅そのまま
を使ってたれ先に3尺ほど折りかえして両端をかがり、て先を少しかがる仕立て方の帯です。
金銀糸を使い、締めた時に二重太鼓に見えるように仕立てたものは訪問着や色無地の略礼装に、
紬や博多織のものは紬や小紋のきものにあわせます。


5:京袋帯

表地を柄付きの生地を使い、裏地に無地や地紋のある生地を使って仕立てる点は袋帯と同じですが、
長さが名古屋帯と同じくらい(約3m60cm)のものを、京袋帯といいます。
格としては袋帯と名古屋帯の中間で、基本的には一重太鼓に結びます。袋帯より軽く、名古屋帯の
ように前帯の幅を自由に取れる点が特徴です。


6:細帯

一般的に、幅が八寸以下の帯を細帯といい、浴衣などに用いる一枚仕立てにするものと、
きものに用いる袋仕立てのものがあります。現在作られている細帯には、三寸・四寸・六寸
などの幅があり、特に四寸幅(約15cm)のものは半幅帯として知られています。
金欄や緞子などで織られ、袋状に仕立てたものは、変わり結びで締め、パーティーなどの
洒落着にも使われます。



7:兵児帯

兵児帯は柔らかな生地で織られた一枚物の帯で、もともとは男児や男性の長着用に使われて
いました。幅は八寸以下で、無地染めのものや絞りのものなどがあり、現在では帯結びが
簡単な事から、女性用の浴衣の帯などにもよく使われます。



そしてあと一点。帯の柄つけの方法をご覧頂きましょう。
画像については何度も申しておりますが、ビミョーな点もありますので
子猫を見る時のような心優しい気持ちでご覧下さいね^^;

c0163413_2151793.jpg


一番上は帯の表地全てに柄を置く(または無地地紋)全通柄です。
これは袋帯などに用いられ、どの部分にも柄があるため、変わり結びを締める際に
とても重宝します。
二番目は六通柄です。これは袋帯、名古屋帯に関わらずよく見られる柄置きで、
胴に巻くひと巻き目は下に隠れるため、この部分には柄がありません。
最後はお太鼓柄です。これは帯をお太鼓結びにした際に、目に触れる部分にのみ
柄を置く方法です。




…帯も改めてまとめてみると、わかっているつもりでも忘れていたり、
ふと思い出す点があるものですね^^
次回は帯の歴史の移り変わりをご紹介させて頂きます(←予定)





宗流
[PR]
by sou-ryu_mame | 2010-09-19 21:51 | きもの検定について

最新の記事

再び「衿」のお話
at 2011-02-02 22:30
半襟の日
at 2011-01-20 00:22
睦月の節句
at 2011-01-16 18:21
2010 正倉院展 その3
at 2010-11-20 18:23
2010 正倉院展 その2
at 2010-11-03 17:01

お気に入りブログ

。*゜ミルクブラウン色の...

ライフログ

検索

タグ

ファン

ブログジャンル

画像一覧