きもの検定 袖のかたちについて
こんばんは。
本日の京都は、雨が降りそうで降らないビミョーなお天気でした。
三連休が終わり、再びのお休み♪
嬉しいのは山々ですが、明日はお天気も下り阪のよう。
でも、お部屋でお勉強する分には、どちらでも構わないんですけどね(泣)
さて、本日もお勉強にまいりましょう!
これまで、きものの主だった部分的の名称と、小袖文様については
お勉強しましたが、うっかりと「袖」のお話を忘れていました^^;
今回のセミナーではばっちりと紹介されていましたが、
どうでしょうね~…でも、覚えていないよりは多少はましなはず!
と、いう事で本日は「袖のかたち」のいろいろです^^
もう何回目か覚えてはいませんが、今回もビミョーな画像が出てまいります。
くれぐれも、子犬を見るような温かい心の目でご覧下さいね!
それでは、まずはこちらから。
1:振袖
振袖の袖のかたち自体は、大振袖・中振袖とも変わりません。
長さは約90cm~114cmと長く、振りの部分も大きく開いています。
なお、卒業式などで着用される機会の多い二尺袖は、袖丈が二尺(約76cm)ほどで
袂の袖下のかたちも丸みを帯びているものが多いのが特徴です。
2:たもと袖
一般的なきものの袖の形です。
袖丈は約50cm内外で、袖下の丸みも自然なカーブを描いています。
袖口の大きさは約6寸(約23cm)ほどで、詰袖ともいいます。
袖下の丸みはやや小さく、約2cmの丸みがついています。
3:元禄袖
元禄時代の小袖に見られる袖のかたちで、丸みが大きなものが特徴です。
袖丈も35cm~45cmと短めで、袖の丸みも8~15cmほどあったといわれています。
4:広袖
袖口から袖下までを縫わず、開いた状態の袖です。
平袖ともいい、現在も長襦袢や丹前などの袖はこのかたちです。
5:舟底袖①
6:舟底袖②
どちらも舟底袖といいますが、袖下の振りがつくものとつかないものがあります。
袖丈は短く袖下がカーブを描いているのが特徴です。薙刀袖ともいわれます。
7:鯉口袖
かたちは袂のない筒状の「筒袖」と同じかたちですが、それよりも少し袖付けが
長いものを鯉口袖といいます。
8:巻袖
もじり袖ともいい、後ろ袖の一部を前袖下に三角に折り上げたものです。
おもに仕事着用のきものに使われる袖のかたちです。
9:細袖
鉄砲袖ともいい、 袖丈が短く細長いかたちで袖付け止まりに正方形の襠(まち)
がついています。こちらもおもに仕事着用のきものに使われる袖のかたちです。
10:角袖
男性のきものに使われる袖のかたちで、丸みが小さく角ばっており、
女性の袖の振りに当たる部分が、縫い閉じてあります。
また男性用の袖の袖付け止まりから袖下までの部分を「人形」といいます。
…袖のかたちと一口にいっても結構いろいろあるものです。
とはいえ、お襦袢の平袖、きもののたもと袖は馴染みがあっても
その他はなかなかないものかもしれませんね。
そう言えば、振袖以外の袖で比較的目にするものといえば、二部式のきものの袖。
お料理屋さんのユニフォームなどで時々見かけますが、あの袖は元禄袖に近いかも
しれません。何しろお料理を提供したり、食器を下げたりするには
袂があると邪魔ですし、汚れちゃいますものね。
そう思うと、良く考えられた袖だなぁって今さらながらそう思います^^
宗流
by sou-ryu_mame
| 2010-09-22 21:54
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