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大和撫子の色 ?


おはようございます。
本日の京都は朝からいいお天気。
今日は暑くなりそうな気配です!


さて…
前回から約20日ほど経ちましたが、「宗流まめ知識」
まだひっそりと連載中です!
どうぞ宜しくお願いします。


今日は色のお話、「ピンク色」についてです。
ピンク色…何と言っても可愛らしい色です。
淡いピンクは清楚な、濃いピンクはキュートなイメージでしょうか。

また、他にもこの色が与えるイメージとしては
若さや可愛らしさ、そして精神的な落ち着きといったものと言われています。
若さ・可愛らしさというイメージは、色から受ける
視的感覚による部分が大きいのかもしれませんね。
ですが、精神的な落ち着きというイメージは
この色の構成上、論理的に解釈することが可能です。
ピンク色を構成する暖色系の赤は温かみを与え、
もう一色の寒色系の白は精神を落ち着かせる効果があります。
その二色からなるピンクはお互いのいい部分を
加味した色とも言えるのでしょうね。

ところでこのピンク色、調べてみたところ
英語圏ではお花の「撫子(なでしこ)」の色から
この色を「撫子色」と呼ぶそうです。
またもともと英語の「pink」は「撫子」を表す言葉だったとか。
ちなみに、ヨーロッパ圏では「バラ色」となるそうです。
日本では「桃色」「桜色」の色がそれに挙げられるかと思います。
でも英語圏の「pink」に対応した色で言えば「撫子色」となります。
もちろんこの日本の「撫子色」もピンク系統の色です。

ちょっとややこしい気もしますが、
どれも美しい花の色から派生した事は間違いなさそうです。
花の色の美しさに心魅かれるのは、万国共通なのでしょうね。

そう思うと、どれも確かにピンク色のものではありますが、
随分幅を持たせた表現ではありますね。
現代のように明確なカラーチップなどが流通していない当時、
名前が示す色合いというものは、まずは各人のイメージが先行し、
また季節や花の個体にもよって左右されていたのかもしれませんね。



ちなみに…撫子といえば、宗流が真っ先に思い浮かぶ言葉が
「大和撫子」です。これは男性上位の概念が強かった頃、
控えめながらも凛として、常に男性を立てて一歩後ろをついていく、
といった女性象を表す言葉です。

確かに広い日本を探すと、「大和撫子」のような
麗しい女性は多くいらっしゃるかとは思いますが、
今のところ自分を含めてなかなか周囲に
その存在を感じた事はありません…。
様々な花が交配や品種改良を重ねて新しい品種が生まれるように
もしかしたら日本の女性も数代にわたるうちに
社会環境的に、心理的に、改良を余儀なくされちゃったのかも。
もしかしたら…
純正の「日本男児」「大和撫子」は、今世紀末くらいには
特別天然記念物に指定!くらいになるかもしれませんね…。



宗流


和装小物 宗流
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by sou-ryu_mame | 2009-05-26 09:54 | 色について

母なる大地の色


こんばんは。
本日の京都は午前中は少し小雨がぱらついていましたが
午後からはとてもよいお天気になりました。
先日、とうとう長かったGWも終わり、
いよいよお仕事のエンジンがかかりそうになった所でまたお休み。
エンジンが本調子になるまでにずいぶん時間のかかりそうな宗流です。


さて。
前回からの「色」のお話から日数が経ってしまいましたが
今日は「色のお話、茶色」のお話です。
本日も宜しくお付き合い下さいませ。


茶色…この色からイメージするものと言えば何でしょう、
とてもたくさんありますね。
木の色、土の色、髪や目の色、ほうじ茶の色、などなど…。
この色は私たちの生活や自然の中で、様々なものの「色」
として存在しているように思います。

その一例として、江戸時代に生まれた古い言葉ではありますが、
「四十八茶 百鼠」というものがあります。
これは読んだまま48色の茶色と100色のネズミ色、という
訳ではなく、バリエーションの豊かな様を表しているそうです。
それほどたくさんの種類をもつ茶色は
私たちにも馴染みの深い一色です。


この赤味と黒味との中間のような「茶色」。これは室町時代頃から
お茶の葉を蒸して煮出した煮汁を染料として使用していた事から
この名前がついたと言われています。
そして、名前は「茶」がついていてもやや緑がかった「抹茶色」や
青みと緑色の強い「青茶色」という色があるのはこのためです。

また、この茶色が表す感覚的なイメージの一つとして、「秋」が
挙げられる事があると思います。
秋…実りの秋・豊穣の季節です。これもお米などの稲穂から
連想される色です。そして、この実りを支える肥沃な大地の色。
それもまた茶色のイメージとしてよく挙げられます。


ところで、全くの余談なのですがみなさんのお住まいの地域の
「マクドナルドの看板」の色は何色でしょうか?
会社のイメージとしては赤色を想像する宗流ですが、
やはり赤色の看板が多いのでしょうか…?
なぜそんな話が出たかというと、実は京都のマクドナルドの看板は
赤色ではなく、少し赤味のある茶色なのです。

以前ちょっと聞いた事があるのですが、京都では派手な色の看板は
京都市の条例により、街の景観を損ねるという理由から、
設置が出来ない事になっているのだそう。
ですから、赤のイメージの強いマクドナルドの看板も
京都の街中では「茶色」の看板なのだとか。
確かに、赤色と茶色ではどちらが控えめな雰囲気かと問われれば
茶色と答えるような気がします。


そう思うと、確かに茶色ってそんなイメージがあります。
赤や黄色のような派手やかさはありませんが、
地味でも奥ゆかしい味わいがあり、どこか豊かな雰囲気を感じます。
そのイメージって…もしかしたら「日本のお母さん」ではないでしょうか?
大地が様々なものを生み出す母と呼ばれるように、
お母さんも、新しい命を生み出す存在ですものね。


…もちろん、現代のお母さんは茶色だけでなく、
ピンクやイエロー、またパステルカラーなどの
可愛らしい色が似合う方々も大変多いのですが…。




宗流


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by sou-ryu_mame | 2009-05-08 18:17 | 色について

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